【単発4コマ】美容室【過去作】

小学生の頃、僕が行ってた散髪屋さん。

細身のおっちゃんがいつも僕の髪を切ってくれました。

毎回、散髪が終わったら隣の酒屋でお菓子を一つ買ってくれた優しいおっちゃん。

おっちゃんの友達の溜まり場になっていた散髪屋。

「おっちゃんって友達がたくさんいるんだな」と子供ながらに尊敬していました。

「また外国の女で金なくなったわ!! 

使わせるだけ使わせて何もさせへんのがやつらの手や!!」

散髪中に聞こえるのはそんな会話。

店内のテレビにはいつも競馬かボートレースが映っていました。

「かぁあああああ!!!負けたぁああああ!!」

仲間たちと共に悔しがるおっちゃん。

鏡越しに見えるおっちゃんは、テレビをガン見していました。

手は僕の髪を切ってました。

勝った日も負けた日も髪を切り終えたら

「よし、行こか」と僕を隣の酒屋へ連れて行ってくれます。

今はもう潰れた散髪屋と酒屋。

前を通るたびにあの頃を思い出します。

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