どうも、ごりまつです!
全国各地にある「ゆるキャラ」。
彼らのプロフィールと言えば、よくあるのがこんな感じのもの。
ホームページとかに貼ってありますよね。
ただこのプロフィール。
「このキャラクター、気になる」「もっと知りたい」と思わせるには少し物足りないと感じませんか?
キャラクターデザインも大事ですが、見た目に加えて“内面の魅力”が伝わればより深く愛されるキャラクターになっていきます。
本記事ではそのような「愛されやすいキャラクター設定」を考えるうえでのポイントをいくつかご紹介いたします。
「喋り方・ふるまい」で伝わるキャラクターの本質
先ほどのプロフィール。
あれって芸能人の方とかでもよく見ますよね。
ただキャラ同様、やはりそれを見ただけでファンになるってことは少ないと思います。
実際にファンが生まれるのは、番組や動画などで
その人の喋り方、声の調子、リアクション、ちょっとした言い回しに触れた瞬間ではないでしょうか。
つまり「この人、思っていたより明るい」「なんだか親しみやすい」といった個性や魅力は動いている姿を見て初めて伝わることが多いのです。
キャラクターも同様に静的なプロフィール情報だけでは伝わらない魅力が「動き」や「喋り」の中にこそあります!
「リアクション」がキャラクターの核を見せる
漫画やシナリオの分野では「リトマス法」と呼ばれる手法があります。
理科の実験で使った「リトマス試験紙」を覚えてますか?
水溶液に浸すと【酸性なら赤、アルカリ性なら青】に変化するという仕組みのやつです!
あの要領でキャラクターに「出来事」や「刺激」を与え、その反応を通して性格や内面を浮かび上がらせるのが、このリトマス法という手法です。
例えば
という感じです。
ちょっと分かりにくいかもしれないので
実際に絵で説明してみますね。
実際にキャラクターで解説
パターン①
私の作品「ネコッサン」から「たま」を持ってきました。
この作品はネコがおっさんに見えるという作品なので若干ややこしいのですが、まあなんとなくで見てください。

ノーマルたま
まずこれが通常のたま(ネコ)です。
穏やかな感じの性格です。
ここからは他のシーンを一気に並べてみますね。

マイペースなたま

ケンカで負けるたま

ストレスが溜まるたま
どうでしょう?
内容はともかくとして文字だけでは分からないキャラの個性が見えてきたんじゃないでしょうか。
もう1つ別のサンプルを出してみますね。
パターン②
上記のプロフィールでも出した枕ネコくんです。
枕を使ってみんなに休んでもらうことが
彼の使命とでもしておきましょうか。
彼も別のシーンを並べてみます。

起きてると休ませようとしてくる

休まないと落ち込む
イラスト自体は大きく変化していませんが、表情やポーズの変化が少しあるだけでもキャラに対してのイメージが変わってきますね。
視覚化が愛着と理解を深める
キャラのリアクションを具体的に描くことで、その子の性格や感情がより明確になり自然と愛着が湧いてきます。
そしてこの「見る側」とはファンやターゲット層だけに限りません。
運営側にも当てはまるんです!
キャラに対する解像度が上がることで、「この子はこういう性格だから、こういう企画が合いそうだ」といった展開を具体的にイメージしやすくなります。
またビジュアルやリアクションの共有があることで運営側でキャラクター像を一致させやすくなるのも大きなメリットの1つですね。
まとめ
キャラクターデザインはとても大事です。
ただ中身のデザインも同じぐらいに大切!
キャラクターから引かれるぐらいの
熱量で考えてあげましょー!!
それでは!
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