どうも、ごりまつです!
近年、ビジネスの広告や広報活動の現場で「PR漫画」が使われる場面が増えてきました。
私自身もPR漫画を制作する機会が多く、その効果を実感する場面にたびたび出会います。
では、PR漫画にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、そのメリットを5つに分けて紹介していきます!
目に入る力!
数ある広告の中で、PR漫画は「一目で目に入る」という強みを持っています。
株式会社トレンドプロの調査によると漫画形式のコンテンツはチラシ・ポスター・パンフレット・LPなどどの媒体においても視認性が高く、つい目を留めてしまう傾向にあるそうです。

引用:若年層への広告効果を高める!マンガアプリ特化型のアドネットワーク「COMIAD」のLPマンガメニューを共同開発
以前、公開した記事「キャラクターを使うメリット5選!」の中でもキャラクターは目に留まると書きました。
画像で見比べていただくと分かりやすいですよね。
情報の洪水のような現代において、「見てもらえる」ことは非常に重要です!!
記憶に残りやすい!
広告で大事なのは「見てもらうこと」だけでなく「覚えてもらうこと」。
その点で、漫画は非常に優れたツールです。
今回は記憶に残る理由として2つの事例を紹介しますね。
学習現場で証明された記憶保持力
漫画の記憶保持力は教育現場の学習漫画で効果が実証されているんですね。
皆さんも歴史の学習漫画を読んで勉強したりしませんでしたか?
あれって実はちゃんと効果が検証されているんです。
とある実験で小学5年生に学習漫画を使って勉強してもらい、その記憶の定着度を調べたところなんと…
3週間後でも内容が保持されていたという結果が出たんです!!

引用:学習内容の理解に及ぼす学習マンガの効果 ― 小学校第5学年の説明文を題材として ―
近年の教科書にはキャラクターを登場させて解説させる形式も増えており、イラストや漫画の「親しみやすさ」や「記憶のしやすさ」は学習にピッタリということがわかります。
科学的に証明されている「絵画優位効果(PSE)」
視覚からの情報は記憶に残りやすい!
この現象は「絵画優位効果(PSE)」と呼ばれているもので、分子発生生物学者のジョン・メディナ氏の著書『ブレイン・ルール』では、このPSEについて非常に明確なデータが紹介されています。
たとえばこんな実験がありました。
つまり、人間の脳は視覚的な情報を圧倒的に効率よく記憶できるという性質を持っているんです!
📚 出典:ジョン・メディナ著『ブレイン・ルール』(東洋経済新報社、p.297〜)
1分で2000文字相当の情報伝達!
なんと漫画は1分で2000文字相当の情報伝達ができるという説があります。
これは山口弘明氏の著書『説明工学』に基づいた話として、マーケティング業界などでよく紹介されているものです。
文章だけの場合だと「約1000文字/分」なので断然、情報処理効率が高いという内容。
ただし私自身がこの一次情報には当たれていないため、あくまで参考情報として紹介するにとどめますね。
ブレイン・ルールの方は買いました!!
専門的な情報もやさしく教えてくれる!
PR漫画は「難しい話をわかりやすく伝える」ことにも向いています。
学習漫画でも使われているように、複雑な情報を噛み砕いてわかりやすく説明することに長けてるんですね。
専門性の高い分野でも「キャラクターを通じて対話形式で説明したり」「状況をビジュアルで描写したり」することで、読者に難しさを感じさせずに理解させることが可能。
これは企業が自社の専門サービスを一般ユーザーに届けるうえで、有効な橋渡しとなるでしょう!
広告コストも優しい!
広告コストが安いことも魅力の1つです!
PR漫画は他の広告ツールと比べてもだいぶ財布に優しいんですね。
例えばテレビCMの制作費は、放送枠を除いても100万〜5,000万円。
YouTube広告やWeb動画などの制作でも30万〜数百万円規模の費用が発生します。
それに比べて、PR漫画の相場は1ページあたり2万円〜10万円程度。
ページ数や内容にもよりますがボリュームのある作品でも全体で20万〜30万円前後で制作できるケースが多く、中小企業やスタートアップでも手が届く価格帯となっています。
なので例えば月1ページだけ漫画を連載するみたいな形も成立させやすいんですね。
あまり効果ないなと思ったら止めることもできますし、一回作っちゃえば繰り返し使えるのも嬉しい点。
また実在のタレントやモデルを使わないため、炎上などのリスクも低いというメリットもあります。
まとめ
PR漫画には「記憶に残る」「目を引く」「たくさん伝えられる」そんな強みがあります。
難しい話もやさしく伝えられて、しかもコストもわりとリーズナブル。
「なんだかうまく伝わらないな…」と感じたとき、ぜひPR漫画を思い出してみてくださいね。
それでは!!
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